今年のハロウィンは月曜日でしたが、皆さん楽しく過ごされましたでしょうか。
ハロウィンと言えばアメリカ!というイメージですが、実はハロウィンがが始まったのは2000年前のヨーロッパだというのはご存じですか。アメリカに入ってきたのは1840年代と言われており、今ではアメリカの伝統的行事の1つとなっています。
今回は学校でのハロウィンイベントについてご紹介いたします。
10月はハロウィンがあるけど、学校で何かお祝いするのかしら?
学校ではどんな風にハロウィンを行うのかな?
コスチュームはなんでもいいのかしら?
学校でのハロウィン
カリフォルニアの学校ではハロウィンパレードやデコレーションをして楽しむところが多くあります。
ただし近年学校としてお祝いをすることを禁止し始めたところも出てきています。移民が多いカリフォルニアだけに、オリジナル文化また宗教背景の理由でハロウィンをお祝いしない家庭が多くなってきていること、また低所得家庭の子供はコスチュームの準備が出来ずに疎外感を感じてしまうという理由の様です。
私の子供が通う学校はハロウィンパレードを行っていましたが、近所の学校は上記理由のため学校でのお祝いはなかったようです。ただしハロウィン前日の週末に校内でハロウィンイベントが行われ、生徒、先生、親の参加は任意となります。
学校も時代に合わせて色々と変化していく必要があるようですね。
コスチューム
学校で子供が着るコスチュームにはルールがあります。
- 小学生が着てもおかしくないもの
- 血のデザインがないもの
- 攻撃性を感じるデザインではないもの
- 武器になる、武器のデザインのものは持ってきてはいけない(例:刀、ナイフ、銃等)
多種多様な民族、人種、出身国、宗教を持つカリフォルニアなので感じ方は人それぞれ異なります。子供達の安全を守る、問題なくイベントを終えるにはこのようなルールは必要不可欠な様に思います。
過ごし方
昨年はコロナの影響で親はハロウィンパレードの観覧は禁止されていましたが(実際はすべての学校のイベントには親は参加出来ませんでした)、今年は観覧可能となりました。
生徒だけでなく、先生、スタッフ、観覧に来ている親もコスチュームを着ており、いつもとは違う学校の雰囲気の中で子供だけでなく皆が笑顔になっているとても楽しい時間でした。
段ボールで素敵な手づくりコスチュームを作っている子や、家にあるアイテムでコスチュームをデコレーションするなど豊富なアイディアを見ることが出来、今後の参考となりました。
パレード後には通常授業が行われるため、事前に子供達はコスチュームの下に洋服を着ています。楽しいパレードが終わりまだ余韻が残っている中、すぐにコスチュームを脱ぎ先生、生徒は教室に戻り授業が始まるという切り替えがとても印象的でした。
ランチ前には各クラスの先生が子供達とデザインを考えJack-o-lanternを作り、またランチ時間には学年ごとに分かれてハロウィンクッキーをデコレーションして食べた様です。このデコレーションに使われているもの(例:ハロウィンデザインの紙皿、チョコレートやバニラのフロスト、スプリンクル等)は親が寄付したものとなります。事前に学校からハロウィンクッキーデコレーションをする連絡が入り、必要な物のリストが渡され寄付を依頼されます。
もちろん子供達はハロウィンの由来と作法もしっかり学んでいました。
当日の下校時間は通常より早かったです。理由は得に連絡入っておりませんが、暗黙の了解でハロウィンのためかと思います。特に今年はハロウィンが月曜日のため、暗くなる前に早めにTrick or Treatをする家庭も多かった様です。
子供達にとってスナック、キャンディーを沢山もらえる夢の日ハロウィンですが、実際は見知ら人から受け取ったスナックが安全という保障はありません。そのため学校からはもらったスナック、キャンディーは必ず親に確認してもらい、親がOKを出したものだけ食べる様生徒に注意を促していました。
まとめ
- カリフォルニアの学校ではハロウィンイベントを行うところと、行わないところがある
- イベントを行う学校は通常授業を進めながら、間をみてハロウィンを楽しむよう予定が組まれている
- イベントを行わない学校は週末に任意参加のイベントをしているところがある
- 学校で着てもよいコシュチュームにはルールがある
- 下校時間が早くなる
今後学校がハロウィンイベントを継続するのかはまだ未定ですが、今年は例年の学校イベントが開催されてきていることは子供だけでなく親も嬉しく感じます。多文化が存在するカリフォルニアで伝統行事を残していくのは時代とともに難しくなっていうような印象ですが、とりあえず今年の学校でのハロウィンイベントは皆楽しく過ごせた様で何よりでした。
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