新学期が始まりそろそろ落ち着いてきた時期となりました。
新学期の始まる時期は学区によって異なりますが、8月上旬から中旬に始まるところが多いようです。子供達は新しい先生とお友達と過ごす環境の中で、また1年大きく成長するでしょう。親も同じくこれから1年新しい先生や同じクラスになった親御さん同士のコミュニケーションをとる事が多くなります。
今回は学校、先生、親御さん同士のコミュニケーションについてお話しさせていただきます。
学校とはどのように連絡を取り合うのかな?
先生との連絡はどのように取り合うのかな?
親同士とはどのように連絡とればいいのかしら?
英語が上手く話せいないけど、先生や親同士のコミュニケーションとれるか心配だな
学校との連絡の取り方
学校を休む、早退、相談事があるなど学校に連絡しなくてはならない状況は必ず出てきます。また学校側も親御さんと連絡を取りたい場合があります。
学校との連絡は基本電話とEmailまたは学校の事務局に直接足を運んで話をします。
電話番号は学校のウエブサイトを確認すると表示されていますが、実際電話をすると自動音声が流れる事が一般的です。欠席、遅刻に関しては1番を押してください、事務局とお話しをしたい場合は2番を押してくださいなど案内が流れるのでしっかり音声案内を聞く必要があります。
体調不良などで当日お休みを連絡する場合は、登校時間前に学校に電話をする必要があります。上記の音声案内に従い留守番電話に名前、クラス、担当の先生、休む理由をメッセージ残にすところが多い様です。生徒の出欠数は州からの補助金にも関わってくるため、学校としては休む理由が正当なもの(Excuse)かどうかを判断をする必要があります。メッセージを残す事によって連絡が入った日時や理由を証拠として学校側が管理出来るという意図があるのではないかと予想します。
急ぎの要件ではない場合は、Emailで学校に連絡することがあります。また学校の校長先生(プリンシパル)に相談がある場合は直接校長先生にEmailすることもあります。アメリカの校長先生と親との関係は日本とは違いとても近い距離にあります。各先生のEmailアドレスは学校サイトのスタッフ(Staff)ページから確認が出来る事が多いです。
ちなみに学校または学区(スクールディストリクト)から不定期にEmailが届きます。例えばテニスやバスケットなどのアフタースクールの紹介や夏休み近くになるとサマーキャンプの紹介、子育てカウンセリング情報などです。重要な情報を見逃さないよう、学校へ登録したEmailはしっかり確認することをお薦めします。
先生との連絡の取り方
先生との連絡方法は先生次第で異なります。多くの先生は学校同様Emailが多い様ですが、アプリを通して連絡をする場合もあります。
私の子供の担任の先生は以前Class Dojoというアプリを利用していました。
先生へメッセージを送るだけでなく、アプリ内で写真の共有も可能です。そのため日々の学校生活や遠足などのイベント写真やビデオもこのアプリを通して先生から共有されていました。ちなみにアプリ利用前にあらかじめ自身の子供の写真やビデオをアプリに載せても良いかという先生から承諾アンケートが実施され、安全上子供の写真を載せて欲しくない場合は対象者を外して写真やビデオを載せてくれていました。
Class Dojoは先生のみクラス全体にメッセージを送る事が出来ましたが、このアプリの良いところは同じクラスの親御さんへ個人的にメッセージを送ることができるところです。今までは連絡を取りたい親御さんがいれば電話番号やEmailアドレスの交換が必要でしたが、このアプリで同じクラスのグループに入っていればその人を選択をして簡単にメッセージを送ることが出来るのでとても便利です。
親同士の連絡の取り方
同じクラスの親御さんの連絡先を持っているかどうかは、意外と今後の学校生活に大きく関わってきます。宿題や学校イベントについての質問、送り迎えの助け合いなど連絡先を持っていると情報交換やサポートがお互いに行うことができるのでとても助かります。
以前は電話番号やEmailアドレスの交換が一般的でしたが、最近はアプリを通して連絡することが多くなっています。上記でも紹介したClass Dojoや日本のLINEのように使われているWhatsAppをよく利用している様です。
ありがたいことに新学期になると率先してクラスグループを作ってくれる親御さんが現れ、その方がまずWhatsAppでクラスのグループを作ります。そのあと担任の先生からEmailでWhatsAppクラスグループ紹介の連絡が入り、興味がある親御さんはグループに参加し親御さん同士のコミュニケーションが始まる流れです。WhatsAppは基本親どうしのコミュニケーションで利用しているツールのため、先生がグループに入る事は少ない様です。
私の子供の場合、新学期が始りと共に前年クラスのWatsAppグループで今年は何組になったかの話のやり取りがありました。リーダー的存在の親御さんが新クラスのグループを作成し、各親御さんは該当するクラスグループに参加するという形でした。もちろんこれは強制ではないのでご自身で参加するかどうか選択することが出来るので、安心してください。
WhatsAppはグループ全体で話をすることができますが、Class Dojoと同じく特定の親とプライベートで話もすることができるのでプレイデート(子供同士で遊ばせる)のお誘い時にはとても便利です。私の場合WhatsAppを前学年の際も親同士のコミュニケーションとして利用していたので、今学年別のクラスになった親御さんにも引き続き連絡、また連絡先を探すことができるので重宝しています。
英語が苦手で親同士のコミュニケーションが不安
英語が上手く話せずに他の親御さんとのコミュニケーションを心配されている方もいるかもしれませんが、特にカリフォルニアは移民が多い州なので皆それぞれのアクセントを持っていたり、文法が苦手な人が多く共存しています。現地の方も多くの移民に触れあっているためか、文法や発音が間違っていてもとても大らかに優しく話を聞き、理解してくれている印象です。長くカリフォルニアにいる私も恥ずかしながら今でも英語では苦労していますが、ありがたいことに皆優しく接してもらっています。
英語力を気にせず自分から進んで話かけてみて下さい。実際は英語力が大切なのではなく、その人の人柄が大切だと私は思っています。特に学校で会う親御さんとはすでに子供が同じ学校に通っている共通点があるので、勇気をだして話かければすぐに仲良くなれると思います。
どうしても話すのにはまだ自信がなく抵抗を感じる場合は、上記でお伝えしたアプリ内で親御さん同士でライティングでコミュニケーションをとるのも良いきっかけになるかと思います。今は沢山の翻訳アプリがあるので、これらをうまく活用しながら頻繁に連絡をしてみて下さい。ライティングからのコミュニケーションだとスラングや表現もしっかり学べるので、楽しくコミュニケーションが行えると思います。
まとめ
- 学校との連絡はEmailと電話または学校の事務局に足を運んで話をする
- 先生との連絡はEmailと電話、またはアプリで連絡を取り合う
- 学校の親御さんとはアプリを通して連絡をとる事もある
- 英語で話すのが苦手の場合は、まずはライティングでコミュニケーションをとるのも良い
テクノロジーの発達で今後はもっとアプリを通してコミュニケーションが行われるのではないかと思います。親としても柔軟にアプリの利用を学んでいく必要があるなと感じる今日この頃です。
今学期も子供達が安全に楽しい学校生活を過ごせることを祈っています!
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