バレンタインデー

学校イベント

カリフォルニアは既に暖かくなり、来月からは長い夏休みが始まります。夏休み中はサマーキャンプを利用する家庭も多く、この時期はすでにサマーキャンプの申し込みが完了している方が多いです。カリフォルニアの夏休みについては下記をご参考下さい。



2月にバレンタインデーがありましたが、こちらの紹介をしておりませんでしたのでお、遅ればせながらカリフォルニア小学校のバレンタインデーでの過ごし方を紹介をいたします!

女の子はバレンタインに好きな子にチョコレートを準備しているのかしら?

バレンタインは学校で何かするのかな?

親がすることはあるのかしら?

子供達はバレンタインの日学校で何を学んでくるんだろうか?

女の子から好きな子にあげるチョコレート文化はない

バレンタインと言うと日本では女の子が好きな男の子にチョコレートを渡すということが一般的ですが、こちらではそのような文化はありません。

逆に男の子が女の子に特別なギフト、カード、花などを渡し「Love」を表現します。基本大人向けの習慣のため小学校で特定の女の子にギフトなどをあげるという光景を目にすることは少ないです。ただしお世話になっている先生やスタッフにメッセージカードや花を渡し「Thank you=感謝」を伝える子は多く見かけます。

ちなみにアメリカでは「バレンタイン=チョコレート」という概念はありません。諸説はありますが、日本のチョコレート会社が商業目的のために日本で流行らせたものの様です。つまりこれって日本独特な文化なんですね。

移民が多いカリフォルニアでは日本人のお子さんと出会う事もあります。日本人のお友達とバレンタイン時期に遊ぶ機会がある時は、女の子から男の子に義理チョコ(?)or 友達チョコ(?)を上げている姿は見た事はありますよ。

どんな事を学校でするのか

バレンタインデーが近づくと担任又は学校より、「バレンタイン当日にクラスメートにカード、ギフトを渡しましょう」という連絡が入ります。そして全クラスメートの名前リストが送られてきます。私の子供の学校ではこのイベントへの参加は任意という連絡が入りました。
ちなみに去年は任意ではなくてプロジェクトの1つとして出された記憶があります。

最近ではスナック、キャンディーなど食品を渡す事を禁止する学校もあるようです。コロナの影響もあるかと思いますが、アレルギーなどの問題も考慮されて禁止の学校が増えているのかもしれません。

バレンタイン時期になると、スーパーには小分けされたクラス配布用のチョコレートやスナックが店内に置かれることが多くなります。なんと各パッケージに名前を記載できる箇所がついている優れものもあります。
学校により1クラスのサイズは異なりますが、生徒数が多ければ準備をするのはだいぶ負担になってきます。そのためこんな名前が直接記載できるパッケージというアイディア商品はだいぶ助かります。

私の子供の学校では「Happy Valentine’s Day」という紙の王冠に色を塗り、その後被って友達同士で見せ合いっこをした様です。またバレンタインクッキーのデコレーション時間が設けられ、各自アイシングやチョコレートなどでデコレーションを行い一緒に食べた様です。子供達にとっては美味しいクッキーも食べれることが出来て、楽しい時間になりました。

親がすること

もし学校でクッキーデコレーションなどを行う様であれば、事前に先生又は学校からドネーション(寄付)の依頼連絡が入ります。例えばデコレーション時に使用するクッキー、アイシング、デコレーション用のチョコレート(ペン)、バレンタインデザインの紙皿やフォークなどです。ドネーションは出来る人が行うものですので、無理せず出来る場合はご参加下さい。

ギフト交換に関してはどんなものをクラスメートに渡したいかをまず子供と相談します。スナック、ステッカー、えんぴつ、小さいぬいぐるみ、手作りのアートワークなど色々とアイディアが出てくると思いますが、スナック系が一番多いという印象です。上記でもお伝えした通り、学校によっては食品系の交換を禁止している所もあるので、事前に学校のポリシーを確認下さい。

ちなみに私はこの機会に子供とアートワークを楽しみたいので、毎年アートワークor手づくりのメッセージカードとスナックをホッチキスで止めて渡しています。忙しい日々の中なかなか時間をかけて子供とアートワーク楽しむ時間が取れていないので、この機会に存分に楽しんでいます。

クラスの中にはとてもこだわったギフトを準備しているご家庭もいます。素敵にデコレーションしたスナックや小さなぬいぐるみ、文房具をひとまとめにしてブーケ風にしたり、かわいい箱や袋を利用しているものもあります。どんなものをギフトにするかで親の負担はだいぶ異なりますが、任意のギフト交換の場合はもちろん参加は自由なので不参加とすれば親の負担はありません。

クラス全員のギフトを準備するということは、その分子供達は沢山のギフトをもらって帰ってくるということです。持ち帰り用の袋や箱を当日持って行くこと忘れないようにしましょう!

バレンタインデーで子供達が学ぶ事

任意参加のバランタインギフト交換であっても、ここから学べる事は沢山あります。

まずはバレンタインの意味でもある「Thank you =感謝」をギフト交換の準備をする段階から学ぶ事が出来ます。クラス全員のカードまたはギフトを準備するので、自然とクラスメートのことを想う時間が作れます。どんな事をしてその子と過ごしているのか、どんなキャラクターが好きなのか、どんな話をよくするのかなど子供と一緒に考え、話すことはとても楽しいもんです。

もちろん忘れてはいけないのが、担任の先生への感謝です。子供は先生を見て沢山のことを学でいます。子供達のお手本になりながら、安全に子供達を守っている先生への感謝を子供と話ながら準備する事により先生への感謝を再確認するでしょう。

クラスメートの名前とスペルを覚える良い機会でもあります。普段クラスメートの名前を見る機会があっても、全クラスメートの名前を書く機会はそんなに多くないはずです。この機会に全クラスメートの名前を書く事でその子の名前をしっかり覚えることが出来る、スペルの学習も出来る、また名前の発音についても気づく所があるかもしれません。そして何よりも親もクラスメートのことを覚える事が出来ますよ。

他にもアートワークを用いたギフトを準備することによって、子供のクリエイティブ力が成長するかもしれません。どんなものを作りたいか、どんなものだと相手はもらって嬉しいか、本やインターネットでバレンタインアートワークを調べ自分独自の物を作るなど子供と話あいながら一緒に進めると子供は「もっとやりたい!」という気持ちが強くなりクリエイティブ力が伸びるかもしれません。

まとめ

カリフォルニアの小学校ではバレンタインデーは「Thank you =感謝」を伝える日です。先生、クラスメートにカードやギフトを渡すので子供と一緒に楽しく準備をしましょう。

このイベントで学べる事は

  • 感謝の気持ち
  • 相手を想う事
  • クリエイティブ力
  • スペルの学習と発音
  • 親とのコミュニケーション子供にとっては一番身近な先生やクラスメート。バレンタインを機に子供と一緒に感謝の気持ちについて話会うことが出来るとても素敵な時間になると思います。今からまた来年のバレンタインが楽しみです。Happy Valentin’s Day!

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